α7Ⅲ発売!ソニーのカメラ躍進は10年先を見越した戦略あり!

2018.03.23 (金)

今年は何かとミラーレス一眼が話題です。一眼のシェア割合もミラーレス機がどんどん増えているようです。
今日はソニーさんからα7マークⅢが発売となりました。フルサイズセンサーのカメラα7シリーズの第三世代機種です。
このα7マークⅢが発売される前に高画素モデルのα7RⅢが昨年末に発売されていますが今回はスタンダードモデルの位置づけになります。

最近では多くのプロカメラマンの方々もαの愛好者が多くなってきました。いろんな現場でお見かけします。
プロユースの方が増えて来たな~と思ったのはα7RⅡが発売された頃から急激に増えたように思います。
 
カメラメーカーとしては後発と言われていたソニーさんの快進撃はいろんな意味で10年先を見越した戦略があったように自分は思います。コニカミノルタからカメラ事業を引き継ぎならが従来の技術を踏襲し新しい技術軸のカメラを開発してきました。言ってみればコニカミノルタからカメラ事業を受け継いだ時から10年以上先の事を描き開発をしてきたと思います。
 
カメラの進歩はその時代時代に応じてゆっくりと思われるかもしれませんが様々な進歩がありました。フィルムの時代はそんなに進歩がないように思えるかもしれませんが、だれでも露出が失敗なく写せるように適切な測光を行えるようにTTL測光が導入されたり、またマニュアルフォーカスが常識だったのがミノルタα7000でオートフォーカスという技術が世の中に広がりました。フィルム交換が楽にできるようにしたAPS-Cカメラは今のAPS―Cセンサーサイズのベースとなっています。そして個人個人がパソコン使用するようになるとデジタルカメラの世界があっという間に広がりました。フィルムを使わず撮ったその物をすぐに確認できるようになったデジカメは今迄のカメラの常識を覆したと言っていいと思います。
 
ただしデジタル一眼レフカメラはフィルムからセンサーを使っての記録にこそ変化がありましたが、カメラの機構自体には従来のミラーとペンタプリズムを使用した機構をつかっていました。デジタルカメラではフィルムの容積をなくした事によって手ブレ補正の機能を入れたりとできたわけですがこのミラーとペンタプリズム使用容積は大きくそれを廃止する事によって小型化した一眼カメラが発売されました。それがミラーレスカメラです。
 

 
このミラーレス一眼カメラ。小型化できるメリットもありまた機構の違いはもちろんですが使用するうえで一眼レフとの一番の違いはファインダーの見え方にあります。
従来の一眼レフ機がカメラのファインダーをのぞいた時に見える絵はガラス越しにはなりますが肉眼で見ている見え方でした。ミラーとペンタプリズムで見ていたので。ミラーレス一眼はデジタル信号を介しての液晶画面での表示となります。
このファインダーの違いが当初多くの違和感を生みました。
ドット数も多くない状態のデジタル液晶に置き換えられてしまうので時に見えずらくまた、画面が追いつかないという事もしばしばでした。
 
ソニーが完全ミラーレスに移行する前に今もAマウント機では使われている技術トランスルーセントミラーを使った一眼カメラを発売しました。カメラの中にミラーはあるのですが、従来の一眼レフ機のようにミラーアップ(写す時にミラーが跳ね上がる)せずに透明のミラーを光が通過してデジタル変換するという物でした。これは当然見え方はデジタル液晶に変換された物になります。
 
コニカミノルタのカメラを引き継ぎ、コニカミノルタのαマウントと言われるレンズを使用していた自分はソニーがミラーはあるのに見え方はデジタル液晶(EVF)の機種を発売してきた事に正直驚きました。当時おなじ感覚の方も多かったようで、連写した後、メディアに記録する間ファインダーがブラックアウトするカメラに「なんて事してくれるんだ~」と思ったのを覚えてます。
 

アナログの限界を見越した開発。

液晶表示の技術がおいついておらず、液晶表示で見るファインダーにアレルギーを持っていたカメラマンからはさんざんだったようです。いろんな現場でαを使っていると他のプロの方から「それでやってるの?」と言われてた時代もありました。写真学校の先生達からもプロならC社かN社を使うべきと言われてたので。
当時の出荷台数は把握していませんでしたがカメラコーナーでもメジャーではなかったように思えます。ミラーレス一眼がパナソニックさんオリンパスさんから発売されてましたが電気屋さんのつくるカメラ・もしくはエントリー機種がメインの位置づけでした。そしてソニーさんもミラーレス機NEXシリーズを発売しました。このカメラっぽくないデザインは、自分は正直売れないのでは?と思ってましたが軽く使いやすくセンサーサイズもオリンパス・パナソニックさんのフォーサーズよりも大きい事もあって好評だったようです。
 

フルサイズセンサー機の投入。

デジタルカメラのキモとしてセンサーがあります。ソニーさんは自社でセンサーを開発して他のカメラメーカーにも供給しています。そのアドバンテージを活かしてフルサイズセンサー機種のα7をミラーレス一眼で発売しました。まだつい最近の事のように思えます。フルサイズセンサーの一眼レフ機は高級機種であり価格も高く大勢のプロが使っています。ソニーはミラーレス機でフルサイズ一眼の唯一のメーカーとなりました・・・それでもα7発売は市場の反応はあったと思いますがプロの方が使うにはレンズの種類も少なく、仕事で使う人たちを引き付ける程ではなかったと思います。
コアなユーザーの取り込みとしてはミラーレスカメラのメリットとしてマニュアルフォーカスにはなりますがアダプターを介してフィルム時代のレンズを使って写真を楽しむなんていう文化も流行しました。
 
唯一無二のフルサイズセンサーの市場でプロが使用できるカメラを世の中に出す。そういった命題もあったと思います。その為プロカメラマンをサポートするプロサポートの制度が2014年から開始されました。
関わるスタッフさん開発の方々の姿勢は真剣で「メーカーが作った物をカメラマンは使えば良い」というスタンスではなく後発としていかにプロでも使えるカメラにしていくか? そんな想いがあったかと思います。実際に自分も何度か使用目的や条件そんな事でもお話しをさせて頂きました。

 

後発であるが故の開発戦略。

世界シェアで日本のカメラが大きくシェアを持っています。その中でもキャノンさんとニコンさんはガリバーです。一眼レフ機ではプロカメラマンの多くがどちらかを使っていると言っていいと思います。自分はミノルタ時代からのαユースでしたが仕事現場ではまずαを使用しているプロの方に会った記憶がありませんでした。
ただし機構的に完成度の高い一眼レフ機は安定している反面それ以上の画期的な躍進はメカ機構の限界が見えているとも思いました。
 
コニカミノルタからカメラ事業を受け継いだ時に従来ある物を踏襲するだけでなくセンサーや液晶表示技術がどんどん進化すると予測してソニーさんは10年以上先を見込んでミラーレスが主軸になると予測して従来機種から開発の舵を切っていったんだと思います。おそらく舵を切らねばここまでのゲームチェンジはなかったと自分は思います。
α7シリーズも第三世代となりスタンダードモデルとは言え、今までの弱点と言われた部分をかなり改善したカメラになっていました。
 

今後のカメラ業界に更なる期待!

ソニーさんのカメラの事を書いてますが、他のメーカーさんも間違いなく様々な戦略でシェア拡大をしてくるとおもいます。
キャノンさんはkissという根強いファンがいる一眼レフ機でブランド力の高い分野にkissMを投入してきました。おそらく年内にフルサイズセンサー搭載のカメラも出してくると思います。
 
フィルムメーカーであった富士フィルムさんもミラーレス機でフィルムオールドファンを虜にしています。スマホのカメラでインスタグラムが流行ですがその楽しさを知った方々がより綺麗で素敵な写真を撮るためにカメラメーカーは一眼の市場を熱くしてくれると思ってます!
 
「α7Ⅲ発売!ソニーカメラ躍進は10年先を見越した戦略あり!」いかがでしたでしょうか?

 

素晴らしいカメラが続々と発売されていますが、使うのは人です・・・。
それを忘れずに皆さん素敵な写真を楽しんでくださいね。

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